ViVa! NPO・NGO・市民活動・ボランティア トップページ
サイトマップ
トピックス アクション 団体 企画 コミュニティ ヒント ライブラリ 団体向けサービス
ヒント

 

    ▲ トップ活動のヒントボランティア体験記 > Vol.1

ボランティア体験記 Vol.1

前のページに戻る

 Vol.1は、海外でのワーキングホリディを利用したボランティア体験のお話をA Cat's Pawさんから寄せていただきました。とても面白いので、出し惜しみして、2回に分けて掲載します。


ニュージーランドでボランティア


ねこのてボランティア体験記(1) ・・・・ A Cat's Paw

 私は去年、ワーキングホリデイビザを取って、ニュージーランドに行って来ました。
 ヒトより羊の方が多いと言うし、仕事を見つけるのはそんなに難しくないだろう!とたかをくくっていたんですが、長い間、職も住いも、中々あうものが見つかりませんでした。だからと言う訳でもないのですが、職住探しの傍ら、ボランティア活動をする事にしました。
 実は日本を出る前に、友人から世界のNGOリストを貰っていたので、落ち着いたら連絡を取ってみようと思って、切り抜きを持参していたのです。結局は落ち着くのを待てずに電話をかけまくった訳ですが。

 私の得意技は発送作業。これなら難しい英語が解らなくてもOK!と言うわけで、早速数団体にコンタクトを試みました。「コンチワ。日本から来ているツアリストなんですが、滞在中ボランティアをしたくて、お電話差し上げました。メーリング等、何かお手伝いさせてもらえませんか?」その数軒の中で、「あら、嬉しい。丁度もうすぐ作業があるのよ」と快く招いてくれたのが平和学財団でした。

平和学財団のスタッフといっしょに

平和学財団のスタッフといっしょに
 訪ねてみた同団体は、大学や美術館等のアカデミックな施設、そしてお洒落なカフェの並ぶ通りにも近く、通い甲斐のある場所に位置し、オフィスは明るくアットホームな雰囲気でした。
 電話に出てくれた優しそうな職員は、いかにもボランティアの扱いに慣れていそう。互いに自己紹介をした後、既に作業をしている他のボランティア達に紹介してもらい、輪の中に入っていきました。平日の昼間のせいか、皆ご老人でした。

 1対1なら、話しかけられても大体解るのですが、彼ら同士で冗談を交わしているときは、会話についていけないこともあって、私はがむしゃらにテキパキとお仕事に励んでいました。その為か「彼女は機械の様に速い」と評判になり、その後しっかり頼りにされて、時には職員がみんな先に帰った後、鍵を預かってひとりで「残業」するようなこともありました。
 職員達だけでなく、おばあちゃんやおじいちゃん達とも親しくなって、家に招かれたり、ハイキングに連れて行ってもらったり、一つの団体を通じて、何人もの仲間と出会うことが出来ました。

 そのうち他の数団体とも掛持ちするようになり、1日8時間程、週4日位、毎日違う場所で働いていた時期もあって、無職なんてウソのように充実した日々を過ごしていました。勿論交通費も昼代も出ません。生き甲斐度と反比例して、生活費が底をついてきました。「やばい」。そこで、職を求めて、取り敢えず首都に移動してみようと思い立ちました。
 ところが、引っ越し宣言をして、ぼちぼち準備している段になって、「君の面接日が決まったよ」と友人。「へ?」それまでに2,3回しか手伝いに行ってなかった環境保護団体で、契約職員を募集していたらしく、そこで知り合ったヨーロッパからのボランティアが、私の履歴書を知らぬ間に提出していたのです。募集案内を見せて貰うと、仕事内容はPC関係。「Win95も使ったことないのに無理だよぅ」と抵抗する私に、「大丈夫」を連発する北欧人。その後職員会議の度に胃が痛くなったのはこいつのせいです。

 そんな訳で、前半は無償労働に精を出していた私ですが、後半はグリーンピースに雇われて、帰国するまで契約の更新も続きました。面接では、「コンピュータは得意じゃない」と打ち明けたのですが、「『機械の様に働く』と言われます」と話したのが功を奏したようです。はたまた履歴書の「関心事」の箇所に、「マッサージ」と書いておいたのが効いたのか?(否、実は東京の環境NGOで約3年働いていたんです。)でも、「ボランティア歴」にスペースを割いたのも、プラスになったはずです。因みに日本のグリーンピースとは、個人的には面識はありませんでした。
 又、偶然日本人のボランティア希望者が訪ねて来た時以外は、京都COP3の前後にも関わらず、私が日本人だからと言う事で回される仕事はありませんでした。スタッフは世界各地から来ていたので、殊更国籍の違いを強調する環境になかったためでしょうか。

 海外のNGO事務所でスタッフになるのは初体験で、様々な点で国際比較出来て、参考になりました。寄付者への税の優遇措置、郵便局のはからい、ボランティアに来ている人々の参加理由等、日本が学んでも良さそうなことが幾つかありました。
 ボランティアワークは、自分の中の多様性を拡げる上でも、貴重な経験になると思います。

勤務先のグリーンピースは、滞在先から徒歩で数分

勤務先のグリーンピースは、滞在先から徒歩で数分

NYAN

<次週につづく>

前のページに戻る


トピックスアクション団体企画コミュニティヒントライブラリ団体向けサービス
サイトマップトップページ


ViVa!